泣く子も黙る、伝説の鬼の大将

多娥丸

たがまる

鬼ヶ城を居城にする鬼の大将。敵対する相手には文字通り鬼のように恐ろしい存在だが、仲間だとみなした相手には面倒見が良く優しい兄貴肌を併せ持つ。南紀みかんが大好物。

東紀州に伝わる伝承

平安時代初期、桓武天皇の頃、政権は自分たちに従わない力のある者を脅威として「鬼」と呼び、熊野の海賊・多娥丸も鬼であるとして、坂上田村麻呂に多娥丸征伐の命が下りました。そして、多娥丸の隠れ家である鬼ヶ城が、天人のお告げにより坂上田村麻呂に明かされてしまいます。

軍勢は攻め入ろうにも陸からは岩が厳しくそびえ立ち、磯からは強い波が打ち付け近寄ることすらできません。そんな時、沖にある島「魔見ヶ島」に童子があらわれ、面白おかしく手足を上げて歌い踊るため、軍勢もつられて大騒ぎする事態となりました。鬼ヶ城の硬い岩戸の奥にいた多娥丸が、外の様子をうかがおうと顔を出した瞬間、坂上田村麻呂の矢が放たれ、多娥丸に命中し討たれてしまいました。多娥丸の亡骸は大馬神社(熊野市井戸町)に埋葬され、この地に多く残る「鬼」にまつわる伝説の一つとして、世界遺産鬼ヶ城の名とともに今なお語り継がれています。

多娥丸に
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鬼ヶ城

世界遺産、そして国の天然記念物及び名勝です。幾度にも及ぶ急激な地盤の隆起と風・海蝕によって造り出された他に類をみない奇岩地帯です。多娥丸がここを根城とし、熊野の安全を見張っている姿が思い浮かびます。

鬼ヶ城

QRコードの設置場所

鬼ヶ城センター
三重県熊野市木本町1835-7
(センター入口付近等)

鬼ヶ城センターへのアクセス

公共交通機関

  • JR大泊駅より徒歩約20分
  • JR熊野市駅バス停「熊野市駅前」より三重交通バスで「鬼ヶ城東口」下車後、徒歩約3分

  • (尾鷲方面から)熊野大泊ICを降りた国道42号の丁字路を左折後すぐ
  • (新宮方面から)国道42号を進み「鬼ヶ城トンネル」を出てすぐ