紀州犬の先祖

マン

まん

恩返しをするために山からやってきた、心優しいオオカミの子。主人の弥九郎と一緒に山を歩くのが大好き。大きくなったら立派に猟のお手伝いをすることを夢見ている。

東紀州に伝わる伝承

ある時、坂本村(現在の御浜町阪本地区)の峰弥九郎という猟師の元に、一匹のかわいい子犬がやってきました。弥九郎は「半年前に山で助けた狼が、お礼に子をくれたのだ」と喜び、子犬にマンと名付けて大切に育てます。大きくなると狩りに連れて行き、弥九郎も驚くほど素晴らしい猟犬になり、あたり一帯でその名が知れ渡るようになりました。

しかしある夜、弥九郎を訪ねてきた叔母がこう告げます。「マンは狼の子という噂があるが本当か」「狼は、生き物を千匹殺すと飼い主までも襲うという。狩りをしているから、そろそろ千匹になるのではないか」―――外でこの話を聞いていたマンは悲しみ、夜空に向かって遠吠えをすると、それ以降弥九郎の元へ姿を現すことはありませんでした。

御浜町が発祥であるとされる、強い忠誠心とすぐれた運動能力を持つ紀州犬は、そんなマンの血を引いていると言われています。

マンに
出会える場所はココ!
ARスポット紹介

熊野古道伊勢路 横垣峠

神木の集落から阪本の集落へ抜ける峠道で、この地方特有の神木流紋岩の美しい石畳が保存されています。旅する蝶「アサギマダラ」の飛来地にもなっていて、秋に出会うことができます。阪本で飼われていたマンは横垣峠を駆け回っていたことでしょう。

横垣峠

QRコードの設置場所

峠付近に設置のスタンプ台(東屋の近く)

横垣峠へのアクセス

神木側登り口まで

公共交通機関

JR熊野市駅バス停「熊野市駅前」より熊野古道瀞流荘線「横垣峠登り口」下車後
徒歩約30分

  • (尾鷲方面から)熊野大泊ICを降りた国道42号の丁字路を左折後、「立石南」交差点を右折し国道311号を約10分進んだ先の神木公民館から徒歩約30分
  • (新宮方面から)国道42号を熊野市方面へ進み、「立石南」交差点を左折し国道311号を約10分進んだ先の神木公民館から徒歩約30分
駐車場

神木公民館

登り口からARスポットまで

徒歩約30分